[日記] 「おおかみこどもの雨と雪」感想(ネタバレあり)

2012/08/18

こんにちは。きんくまです。

今回はネタバレありの「おおかみこどもの雨と雪」感想です。
この間の勉強会ですすめられたので、ちょっと前に行ってきました。

全体的な感想としては面白かったです。

いくつかとりとめもなく感想を書いてきます。長文です。
いろいろとケチをつけてるように書いてありますが、全体の感想としては面白かったです。

何かは起きるはなし

映画が出始めのころに「何も起こらない話」みたいな感想がどこかに書いてあったので、そんなもんかと思ったら、意外とそれなりに事は起こるので退屈せずに見れました。
学生のころに、小津 安二郎のを2本ほど見た(東京物語、秋刀魚の味)んですが、そのときの感じかなと思ってましたら、そんなことはなかったよと。

田舎暮らし+子供視点の成長期

「子育て映画」ということだそうですが、自分の感想としては「田舎暮らし+子供視点の成長期」みたいな感じでした。
実際自分で子供を育てているとこんな感想をもってたりします。

・いつの間にか、こんなことができるようになってて、驚いたり喜んだり
・子供を育てているつもりが、逆に子供に気づかされることもあり、自分が成長させられたり
・子供とぶつかって、はたしてこれで正しかったのかと悩んだり
・病気になれば、大丈夫だろうかとハラハラしたり

なんで、映画ではあまりこういうこともなくトントン拍子にすすむ子育てのように感じられたので、親視点の子育てというのとは違うかなーと。

互いの世界を知った方が良かったかなー

それで、あとは一番気になったところは、母と娘、母と息子のつながりはあるのですが、娘と息子の子供どうしがほとんどつながりがなく、血のつながりのない同居人みたいな印象を受けました。

唯一つながっているところは、自分の世界をお互いに知って欲しく大ケンカをするところなんですが、その後和解もなくケンカ別れしてしまうのがすごく残念でした。

狼と人間のハーフという特殊な環境に産まれたもの同士なのに、どうして仲良くならないのかと。

その後、息子はケモノの世界で、娘は人間の世界でそれぞれ生きていくことを決めるんですが、その直前の大ケンカで、互いの世界を知る大チャンスだったわけです。

個人的には、息子が人間の世界で心を許せる相手を見つけ、娘の方はケモノの世界で尊敬できる人(動物)を見つけたりして、互いの世界の良さ悪さを少しでも知った上で、「それでもやっぱり、自分はこっちの世界で生きていくんだ」とした方が、スケール感が出たかなーと。
そうしないと、「自分の世界しか知らないけど、こっちが良いに決まってるじゃん!」みたいな井戸の中のなんとやらになっちゃうんじゃないかなと。

海外赴任の子供のはなし

あと、映画を見ながら思い出したのは以前に読んだこの本のことです。

どんな内容かといいますと、アメリカ駐在員の子供についての相談がQ6Aで載っている本です。帰ってくれば帰国子女などと呼ばれる子供ですね。

私も、子供なんて外国にいけば英語はペラペラになって帰ってくると簡単に考えていたのですが、実際はそういくものばかりでないようです。

日本人が海外にいっても、現地語での勉強+日本語での勉強という2倍の勉強量が必要になったり、なかなか現地の子供になじめなかったり、日本人とだけ仲良くしたかと思えば、日本人とはいえ、気が合わなかったり。
子供によっては不登校になる子もいるようです。

海外赴任のお父さんは、そもそも現地語の準備が多少なりともできていますが、子供や妻となると突然の場合も多いらしく、なかなか大変だそうで。
子供にも性格があるので、度胸のある子、人懐っこい子、引っ込み事案な子、いろいろといます。

それで、実際にこういった悩み事で、日本人向けの新聞(だったかな?)に投書されたものに対して作者が1つずつ答えていくというものです。

その中の回答のひとつが印象に残っていて、「子供が将来日本に戻らず、アメリカで生活していく場合は、日本語よりも英語をメインで勉強させるべき」と書いてありました。それが例え両親が日本人だったとしてもです。

完全なバイリンガルというのは、理想であってなかなか普通の人はなれないそうです。
なので、第一言語をきちんと学習することが大切だと。
その第一言語が、子供によっては英語、他の子にとっては日本語になるわけです。
思考するときに、メインの言語がないとその人の思考力そのものが発達できないらしく。
人間は言葉を使って思考をするので、あやふやな言語力ではあやふやな思考しかできないそうです。

なので、アメリカを拠点にするのであれば、現地の言語で思考しておいた方が、進学・就職や生活など将来が明るいみたいです。

もちろん日本に戻るのであれば、日本語は完璧になっておく必要があると。

んで、この海外赴任の子供の話は、映画に全然関係ない話のように感じる人もいるかもしれないんですけど、私的には
「自分の中にある2つのアイデンティティから1つを選びとり、そこで生きていく覚悟を決める」
というつながりがあるように感じました。
前振り長くてすみません、。

まとめ

というわけでまとめると、「雪ちゃん視点で、弟とケンカしたり仲良くなったり、好きな人ができたり。おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。(あの映画好きなんで)」みたいだったらいいなと思いました。雪ちゃんかわいかったから。


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