[日記]風姿花伝

2010/06/23

こんにちは。きんくまです。

ちょっと前に読んだ本なのですが、
以前に、@matsumosさんから教えてもらった本の紹介です。

現代語訳 風姿花伝

どんな本かといいますと、能の世界の歴史的人物、世阿弥が書いた本です。
1400年ごろに書かれた本なので、ざっと600年ほど前になりますね。
「秘すれば花なり」は有名な言葉ですね。
能をやるにあたっての心構えや、お客を楽しませるには?
楽しませるということはどういうことなのか?
能において、勝負に勝つためには?
などが書かれています。

現代にも通じることがたくさん書いてあって、個人的にはとても楽しめました。

お客さんを楽しませるために、かんがえることが書いてあって、

・まずその日の雰囲気や、客層のことをよく考えて演目をかんがえること
・客の能に対するレベルが高ければ、高度な演目を、それほど見たことがない人には、わかりやすい演目をやるとよい
・いくら自分ができるからといって、高度な演目をやったとしても、その日の客の見るレベルが高くなければ、全く楽しまれない
・どんな客でも楽しませることできれば、一座を繁栄に導く

といった感じのことでした。これは現在にもものすごくあてはまりますね。

また、最初から利益のことを考えてしまうと、真っ先に廃れていってしまうそうです。
いいものを提供し、その結果として利益がもらえるのであれば、それが一番よいそうです。

個人的に、何年か前に、孔子、老子、孫氏の兵法や平家物語など、古典の入門者用の簡単なものを
読んだ時期がありまして。
これらには共通する人間観というか、人生観というものがなんとなくありまして。
この風姿花伝もそれに通じるところがあるようにも思えました。

結局、繁栄は自らの努力とそのときの運により導くものらしいんですが、
仮に繁栄したとしても、それを滅亡させるのは外的な要因ではなく
本人の過信と慢心、おごりによるものなんだそうです。

自分ができる!切れる!と思う人ほど注意が必要で、よほど気をつけていないと
その切れる頭で自分の足を切ってしまうそうです。
それと他人のねたみなどでも。これは中国だからの部分もあるかもしれません。
口は災いのもとですね。

個人的には、孔子の現実主義といいますか非常にバランスのとれたものの見方というのが
好きだったりします。

話は戻って、今回の風姿花伝ですが、口語訳になっていて、量も少ないので1日で読める感じです。
有名な「秘すれば花なり」とは、「花」ってどういうことなのか気になる方はおすすめです。


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