お客さん…電気?

2010/03/26

こんにちは。きんくまです。
3月も残すところあと少し、私のお仕事のピークもあと少しでございます。
頑張ろう自分!

ってなところで、息抜きにちょっと前に床屋でひどい目にあった話を。
2~3ヶ月前に、嫁がまだ妊娠しているころ、定期検診のつきそいに
駅前の産婦人科まで一緒に行ったんです。

そのとき髪を切りたいと思っていて、せっかくだから嫁が検診している間にすませてしようと
思ったんです。

いつも行ってる一見ヤ○ザ風のおじさんが一人でやってる床屋を見に行ったところ、その日は
珍しく別の客がいたのだった。さらにもう一人別の客も待っている。
嫁の終わる時間に合わせたかったので、これは別の床屋を探そうと思い、
駅前を歩いていたところ、古そうな床屋発見。

中に入ってみると店内は薄暗かった。
誰もいないのかと思い店内を見渡すと、客の座る髪を切るイスに寝そべり、
髪あらったりする鏡の台に足をかけている、見たところ50代のおじさんが一人いた。

「やってますか?」と私。
「やってるよ」と、おじさん。

そしておもむろに、パチンパチンと店の電気をつけはじめ、白衣を着始める。
「そこからかよ…」などと内心思ったが、とりあえず髪を切ってもらうことにした。

髪を切るところまでは良かったが、髪を洗うときになった。
おじさんはやたらと爪をたてて、力強く指をこするもんだから、「そんなにひっかいたら頭皮から血がでちゃうよ!」などと思ったが、我慢した。

そして、ひげをそることになって、寝そべった。
おじさんは、ここで、やたらときれの悪そうなカミソリであごひげを力いっぱい剃り始めた。
いや、これは…ひげを剃ろうとしているというよりは、あごの皮をはごうとしているッ!
いたい、いたい、いたい!マズイ。これはマズイ。
それでも、おじさんは全く気にせずに剃り続ける。
いたい、痛すぎる。
ちょっとこらえようとしたが、もうこれは我慢できない。これは言うしかない!

「あの…もう少しやさしくしてもらえませんか?」
よし。か細い声だったがいったぞ!

するとおじさんは一言
「お客さん…電気?」

え…?私は人間ですけど???? 一瞬なんのことだかわからなかった。

おじさんは続けて
「いやー、電気のひげそり使ってると肌が弱るんだよねー。カミソリまけしちゃうていうか。」

そういいながら、全く私の言葉を聞かなかったかのように、顔の皮をはごうとし続ける。
うわー。すごく痛い。っていうか、おっさん人の話全く聞いてなかったのか?
ふつう、そこで「すいません」の一言でもあって、次から気をつけるだろ!
ていうか、他の床屋で剃ってもらってもここまで痛いことなんてなかったんですけど…

それでも地獄のひげそりは最後まで続いたのだった。

2~3日はずっと、あごのあたりが赤くなってしまい、ヒリヒリと痛んでいた。
「あんな床屋もう2度といくカッ!」

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